第3回社会貢献研究会の報告
社会貢献学会では、学会員・ソシエーター・社会貢献活動に関わる方々の情報交流の場として社会貢献研究会を開催しています。第3回は、2014年2月1日(土)17時から18名の参加を得て、工学院大学新宿校舎で行いました。
今回は、練馬区区民組織「心のあかりを灯す会」会長の鈴木裕子氏と、その活動を支援されている練馬区危機管理室防災課の方を講師としてお招きし、心のあかりを灯す会の活動内容や区内の防災組織の状況などを報告いただき、参加者と意見交換等を行いました。
心のあかりを灯す会は、阪神・淡路大震災の教訓を忘れず、地震などの災害で命が失われることのないようにということから発足した練馬区の区民防災組織です。PTA活動や避難拠点で活動しているお母さんたちを中心に、練馬区危機管理室防災課と一緒に「災害に負けないで頑張ろう!灯そう心の灯り」を合い言葉に、様々な防災教育の支援を行っています。しかし、現在はそうした活動を支える人材不足に悩んでいるようです。今後は、区内外の他の防災組織や大学等とも連携をとりながら、楽しく活動を継続できる環境づくりに取り組んでいきたいということでした。
また当日は、地域防災のあり方や、現状の被害想定の課題、広域避難の問題など、幅広い視点での意見交換も活発に行われました。今回は十分に議論する時間がなかったため、今後の研究会で継続して議論していきたいと思います。
次回の研究会については、追ってご案内させていたただきます。