社会貢献活動支援士とは

いかなる状況下でもリーダーシップを発揮し、活躍できる人材=社会貢献活動支援士

「社会貢献活動支援士」とは、社会貢献、防災・減災、ボランティア、福祉、環境等の専門知識を身につけ、災害やボランティアの現場でリーダーシップを取り活動することができる人材であることを認定する制度です。
社会貢献の場は、日常の生活や社会・組織の中にたくさんあります。社会貢献活動を行う人は、平常時にはそれぞれの専門的知識と能力を生かし、それぞれの持ち場で活動しています。しかし平常時のみならず、災害発生時など緊急事態が生じたときにも、防災・減災等の知識やスキル、ネットワークを活かしてリーダーシップをとり災害の現場で活躍できる人が、社会貢献活動を遂行できる人材と言えるのではないでしょうか。
「社会貢献活動支援士」に求められるのは、平常時に活動する各分野の専門的知識のほか、コミュニケーション能力・現状把握能力・企画力・プレゼンテーション能力・プロジェクト実行能力など多岐に渡り、これら能力は平常時での本来の活動の中でも、また災害時の現場においても必要とされるものです。
このように、私たちが目指す「社会貢献活動支援士」とは、平常時と災害時いかなる状況下でも、知識や能力、ネットワークを活用してリーダーシップを発揮し、活躍できる人材です。

今、なぜ社会貢献活動支援士なのか

私たちは、市民として、社会や国家を形成しています。つまり、個人の権利を主張するだけでなく、他の人や社会のために貢献する義務があるのです。いや、それ以前に私たちは人間として自然や人を愛する心、正しく生きようとする良心を持っています。
現代社会は、目まぐるしく変化するため、これまでにない様々な問題が次々と顕在化しています。もはや、競争原理だけでは解決できない、また国家や行政だけではカバーしきれない状態になっています。このような社会の中で、必要となるのが「分かち合い」の心です。利害関係を抜きにして、自分のことも他の人のことも大切にしながら「Win-Winの社会」を作り上げていける公共意識の高い人材が求められているのです。
特にわが国は、地震や台風をはじめ大規模災害の危険性の高い国です。阪神・淡路大震災でもわかったように非常時には「共助」が重要になります。平常時のみならず、災害発生時などの非常時にも適切に支援活動ができる人材の育成が望まれています。

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